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2026/03/07 20:03

SOSAKUBAG &FUURO 展が終了いたしました。
お越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました。


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展示が終わり、手元に戻ってきた作品たちを整理していると、たくさん作品が巣立っていったことがわかった。
店内に並ぶ魅力的な品々の中から、私の作品を選んでもらえるなんて、本当にありがたく、買い物も小さなご縁だと感じる。


都内のお店では初めての展示販売。そして、久々に並んだ夫婦の作品。
わたしたちのつくる作品や想い、益子ののんびりとした風は、モノや情報が溢れる都内で生きる方々にとってどんな肌触りだろうか、とあれこれ想像しながら売り場へ向かった。


都内を歩いていると、人々が次々と流れていく。数日前に歩いた同じ道も、次には貼り紙の広告が変わっている。
流動的なこの街では、のんびりした私の紙なんてすぐに風に飛ばされ、忘れ去られてしまうように思っていたけれど、お客さまとお話ししてみると、一人一人にゆったりと流れる時間が確かに存在していて、作品をあたたかく迎え入れてくれた。


作品をもの珍しく見る方や、一目惚れしてくれた方々。
あの人へ手紙を送ろうかな、たまには本でも読んでみようかな、飾って眺めたいな、なんて話を聞かせてくれたり。


都心部に暮らす旧友たちも足を運んでくれて、ちょっとした同窓会みたいだった。
大学時代に語り合った友人たち。離れて暮らす今も、日々、わたしたちの活動を応援し続けてくれていることに強く励まされた。


あの頃と作風は違えど、芯の部分は変わらない、なんて言ってもらえて、ちょっとこそばゆかったり、自信になったり。ずっと真っ直ぐな目で見守ってくれて、ありがとう。


作品に触れながらお話しすると、手に取る人の表情がゆるんだり、会話の速度が落ち着いて、もしかしたら益子のゆったりとした空気が作品に含まれているのかもしれないと思う。そして、和紙のあたたかな手触りは、その人の中に存在する穏やかさを引き出すのかもしれない。


住む土地や和紙の力を借りながら、少しでも私の作品が誰かを癒すものでありたいと常々思う。